国家機密を暴くことに情熱を傾けたドラマ「運命の人」は、おもしろいけど主人公には肩入れできない。外交には機密があって当然。密約もなければ、沖縄返還なんて実現しなかった。主人公弓成記者は、大事な沖縄返還を邪魔しようとした人物だ。国家権力と戦う英雄ではない。暴いていい密約かどうかしっかりと考えるべきだった。
国益を考えず、国家に歯向かう姿勢が正義だと勘違いしているマスコミには目を覚ましてもらいたい。密約は、30年後50年後に公開して、歴史を検証することは大事だ。しかし「何でも知る権利」を振りかざすマスコミは、国益を損なう。国益を考えた報道をすることが、一番大事なことだ。世論を盛り上げることに、喜びを感じて報道していると、日本は衰退する。
従軍慰安婦問題も、靖国参拝問題も、日本のマスコミが騒いで、中国・韓国に外交カードを渡してしまった。北方領土だって、ロシア経済が疲弊していたエリツェン政権下に1兆円で買ってしまえばよかったのに・・・正義感を振りかざしたマスコミが、政治に英断をさせない文化を作ってしまった。
外交は、正論だけでは動かないと思う。お互いの国益にならなければいけない。密約だってあって当然のことだ。
追記
中国総領事館の移転ための口上書は、外務省の失態であり、国益を損なう。しっかりと報道しなければいけない。北京の日本大使館の建築基準を超えたのは、日本側のミス。基準に沿うように改築するべきであり、口上書を出して解決するべきではない。

